PROJECT STORY 01
▶︎ 北九州空港
深夜まで稼働する空港の工事に
ICTとチームワークで挑む
空港の滑走路を延伸し
近隣地域の発展に貢献
北九州市街の東側に浮かぶ人工島にあり、旅客機だけでなく貨物機も多く発着する北九州空港。
その滑走路を延伸すれば大型の貨物専用機の受け入れができるようになり、産業拠点としての飛躍をめざす地元自治体からも大きな期待が寄せられています。
INTERVIEWER
濵田 真央
2022年入社
人事部
PROJECT MEMBER
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プロジェクトの概要を 教えてください。 |
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横田:北九州空港は九州地方で唯一の24時間運用が可能な空港で、早朝から深夜まで多数の航空機が発着しています。貨物専用機の利用も多いのですが、現状は滑走路が2500mしかないため、北アメリカやヨーロッパと日本を結ぶ長距離路線では搭載できる貨物量に制限があり、遠方の空港を利用せざるを得ない場合が多くなっています。そのため滑走路を3000mに延伸するプロジェクトが進められており、2027年8月の供用開始をめざしています。そのうち当社が受注した工事では、滑走路260mの新設および誘導路の改良・新設を行います。 |
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皆さんの役割を教えてください。 |
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横田:工事所長として、施工計画の立案や予算管理など工事全般を統括しています。 |
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山之口:現場代理人として発注者との折衝を担っています。この空港は深夜1時40分まで貨物便が就航していて、作業ができるのは1日3~4時間だけなので、工事の細かな内容について発注者である国土交通省九州地方整備局の方に提案したり意見をいただいたり、いろいろと調整しながら現場をスムーズに動かすのが役割です。 |
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畑:私の役割は品質管理です。今回の現場で使う4種類のアスファルト合材は、材料は通常の道路と同じですが航空機の荷重に合わせた配合になっていて、私はその設計や出荷管理、現場での試験を担当します。 |
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大橋:私は誘導路の施工管理を担当しています。誘導路は新設する部分と航空機の走行に合わせて勾配の調整などの改良を行う部分があり、段取りをしっかり考えて作業を進めます。 |
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この現場で意識していることや工夫していることを教えてください。 |
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山之口:作業時間が限られているため、当社で保有しているICT建機やICT測量を活用し作業効率の向上に努めています。ICTは試験職の皆さんも使っていますよね。 |
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畑:はい。 アスファルトは温度管理が重要なので、工場からここまで合材を運んでくるダンプトラックにネットワーク通信が可能な温度計を取り付けてリアルタイムで監視できるようにして、異変があればすぐ対応するようにしています。 |
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大橋:届いたアスファルトで舗装作業を行うのは協力会社の皆さんなので、しっかりコミュニケーションをとって正確にやってもらう必要があります。 また、飛行機が通る道なので、施工に使った道具や機器を置きっぱなしにすることは絶対に許されません。その管理とチェックを迅速かつ確実に行うことを心がけています。 |
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山之口:大橋さんの言う通りで、コミュニケーションはとても大事です。 この現場は20代から50代まで幅広い年代のスタッフがいるので、中堅世代の私が若手とベテランをつなぐ役割を担いたいですね。 |
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横田:工事はチームで行うものですから、 全員がお互い気軽に声をかけられる関係性を築くのも大切な役割だと思っています。悩みがありそうな社員には積極的に声をかけるようにしています。 |
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前田道路の仕事の魅力は、どんなところにあるとお考えでしょうか。 |
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大橋:私は7年目ですが、入社した頃と比べ働く環境は非常によくなってきたと実感しています。 |
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横田:そうですね。私が若い頃とはまったく違います。畑さんはキャリア入社ですけど、どのように感じていますか? |
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畑:働きやすいですし、とても面白い仕事だと感じています。私は情報システム系の出身で、さまざまな職種を経て前田道路に入社したのですが、このような新しいチャレンジができますし、試験職でもデータやICT機器を扱うので過去の経験も生かされています。あと、新設のトンネルなど普通は立ち入れないところへ入れるという楽しみもあります。 |
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大橋:仕事でいろいろな場所に行けるのはいいですね。 いろいろな方々と交流できますし、完成後に訪れると達成感があります。 |
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横田:そうですよね。 自分が施工した道を人が通り、両側に家が建ち、やがて街が形成されるという体験は、この業界ならではのものでしょう。非常にやりがいのある仕事だと思います。 |
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山之口:現場は一つひとつ異なるので、毎回自分で考えて行動し、協力会社とともに工事を完成させなければなりませんが、そのぶん若いうちから存分に自分の能力を発揮できます。成長したいという意志や向上心があれば、いくらでも実力を高めていける環境です。 |
1日4時間弱、しかも深夜から早朝しか施工ができないというハードな現場ですが、短い時間で効率的に作業が進められるように、ICTの活用などさまざまな工夫がなされていて、前田道路の技術力と人財力を実感しました。安全や健康に気をつけて、頑張ってください!
プロジェクトの概要を
教えてください。
横田:北九州空港は九州地方で唯一の24時間運用が可能な空港で、早朝から深夜まで多数の航空機が発着しています。貨物専用機の利用も多いのですが、現状は滑走路が2500mしかないため、北アメリカやヨーロッパと日本を結ぶ長距離路線では搭載できる貨物量に制限があり、遠方の空港を利用せざるを得ない場合が多くなっています。そのため滑走路を3000mに延伸するプロジェクトが進められており、2027年8月の供用開始をめざしています。そのうち当社が受注した工事では、滑走路260mの新設および誘導路の改良・新設を行います。
皆さんの役割を教えてください。
横田:工事所長として、施工計画の立案や予算管理など工事全般を統括しています。
山之口:現場代理人として発注者との折衝を担っています。この空港は深夜1時40分まで貨物便が就航していて、作業ができるのは1日3~4時間だけなので、工事の細かな内容について発注者である国土交通省九州地方整備局の方に提案したり意見をいただいたり、いろいろと調整しながら現場をスムーズに動かすのが役割です。
畑:私の役割は品質管理です。今回の現場で使う4種類のアスファルト合材は、材料は通常の道路と同じですが航空機の荷重に合わせた配合になっていて、私はその設計や出荷管理、現場での試験を担当します。
大橋:私は誘導路の施工管理を担当しています。誘導路は新設する部分と航空機の走行に合わせて勾配の調整などの改良を行う部分があり、段取りをしっかり考えて作業を進めます。
この現場で意識していることや工夫していることを教えてください。
山之口:作業時間が限られているため、当社で保有しているICT建機やICT測量を活用し作業効率の向上に努めています。ICTは試験職の皆さんも使っていますよね。
畑:はい。 アスファルトは温度管理が重要なので、工場からここまで合材を運んでくるダンプトラックにネットワーク通信が可能な温度計を取り付けてリアルタイムで監視できるようにして、異変があればすぐ対応するようにしています。
大橋:届いたアスファルトで舗装作業を行うのは協力会社の皆さんなので、しっかりコミュニケーションをとって正確にやってもらう必要があります。 また、飛行機が通る道なので、施工に使った道具や機器を置きっぱなしにすることは絶対に許されません。その管理とチェックを迅速かつ確実に行うことを心がけています。
山之口:大橋さんの言う通りで、コミュニケーションはとても大事です。 この現場は20代から50代まで幅広い年代のスタッフがいるので、中堅世代の私が若手とベテランをつなぐ役割を担いたいですね。
横田:工事はチームで行うものですから、 全員がお互い気軽に声をかけられる関係性を築くのも大切な役割だと思っています。悩みがありそうな社員には積極的に声をかけるようにしています。
前田道路の仕事の魅力は、どんなところにあるとお考えでしょうか。
大橋:私は7年目ですが、入社した頃と比べ働く環境は非常によくなってきたと実感しています。
横田:そうですね。私が若い頃とはまったく違います。畑さんはキャリア入社ですけど、どのように感じていますか?
畑:働きやすいですし、とても面白い仕事だと感じています。私は情報システム系の出身で、さまざまな職種を経て前田道路に入社したのですが、このような新しいチャレンジができますし、試験職でもデータやICT機器を扱うので過去の経験も生かされています。あと、新設のトンネルなど普通は立ち入れないところへ入れるという楽しみもあります。
大橋:仕事でいろいろな場所に行けるのはいいですね。 いろいろな方々と交流できますし、完成後に訪れると達成感があります。
横田:そうですよね。 自分が施工した道を人が通り、両側に家が建ち、やがて街が形成されるという体験は、この業界ならではのものでしょう。非常にやりがいのある仕事だと思います。
山之口:現場は一つひとつ異なるので、毎回自分で考えて行動し、協力会社とともに工事を完成させなければなりませんが、そのぶん若いうちから存分に自分の能力を発揮できます。成長したいという意志や向上心があれば、いくらでも実力を高めていける環境です。
プロジェクトを通じてメンバーに期待することを教えてください。
横田:まず大切なのは、所員全員が力を発揮して工事を完了させることです。その中で多くの人々と信頼関係を築き、ともに壁を乗り越える喜びを感じてほしいですね。現場での仕事を通じて人は成長するものです。私自身も若い頃は人と接するのが苦手だったのですが、今こうして工事所長になり、現場説明会などでは人前で話をしていますから。
1日4時間弱、しかも深夜から早朝しか施工ができないというハードな現場ですが、短い時間で効率的に作業が進められるように、ICTの活用などさまざまな工夫がなされていて、前田道路の技術力と人財力を実感しました。安全や健康に気をつけて、頑張ってください!