両勾配のある対面2車線を1工程で同時に施工できるコンクリート舗装工法で、品質の向上や省力化等、さまざまなメリットを持ち合わせています。



コンクリート舗装の施工のうち、異なる横断勾配の対面2車線を1工程で同時に施工できる舗装工法です。従来は横断勾配が異なる場合はそれぞれ1車線ずつ施工していましたが、Gスローパを用いることで、車線中央部の型枠設置作業や機械移設作業などを省くことができ、これにより品質の向上、工期の短縮、施工の省力化およびこれらに伴う安全性が向上します。



*名前の由来*

GRADIENT SLOPER

GRADIENT= 「勾配」、SLOPER= 「傾斜をつける機械」の意味から名付けられました。

特徴

  • 片勾配から両勾配への変化にも対応できる機構(リンク方式、ローラガイド方式等)を備えています。
  • 中央部の山形を正確に仕上げることができます。運転席から勾配量をコントロールできます。
  • 車線中央部の型枠の据え付け作業が省けます。トンネルの施工では中央部で荷おろしできます。縦目地となる中央部の締め固めを確実に行えます。
  • 両車線を均質に施工できます。縦目地の通りが良く、平坦性に優れています。
  • 縦目地がダミー目地になり、ネジなしタイバーを使用するので接合作業が省けます。

適用場所

  • 車道(高規格道路、一般道路、特にトンネル部)、道路包括管理事業
  • 空港(エプロン等)
  • 港湾(コンテナヤード等)
  • 駐車場、工場・物流センター、建機ヤード
  • 平坦性低下の抑制が必要な場所、わだち掘れの抑制が必要な場所

関連資料