ゴム粒子の働きにより路面の凍結を抑制することができるため、 冬期の走行安全性向上に寄与します。



物理系の凍結抑制として代表的な工法です。リサイクルの観点

から粉砕した廃タイヤのゴム粒子を混入した特殊なアスファル

ト舗装で、積雪寒冷地の路面凍結を抑制することができます。

使用する混合物は骨材・アスファルト・フィラーおよびゴム粒

子からなり、舗装表面に突出したゴム粒子の弾力性により路面

の氷結層を破砕する特殊舗装です。

特徴

  • 舗装表面に突出したゴム粒子の働きにより、路面の氷結層 が走行車両の荷重で破砕・除去され、路面露出が促進する ため凍結抑制効果が期待できます。
  • 路面に圧雪層が形成された場合、圧雪層と路面のはく離お よびシャーベット化が促進されるため、除雪効率が向上し ます。
  • 路面にゴム粒子が突出していることおよび混合物自体の表 面が粗いこと等から、路面のすべり抵抗性が向上します。
  • 混合物中の粗骨材量とアスファルト量が多い配合であるた め摩耗抵抗性に優れています。
  • 改質アスファルトの使用を標準としているため、積雪寒冷 地の一般的な表層用混合物と比較して流動抵抗性が向上し ます。

適用場所

  • 積雪寒冷地において路面の凍結抑制が望まれる道路
  • 温暖地域においても冬期に凍結しやすい道路や橋りょうの 表層等
  • 路面の凍結抑制の必要な場所
  • 車道
  • 道路包括管理事業

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